神保町の路地でCitroen CXが地面に”はいつくばる”ように止まっている姿を見たときの衝撃は今でも忘れない。
深いコッパー色をしたボディーとハイドロニューマチックを最低部まで下げた状態は衝撃的だった・・・。
シトロエンに興味を持ち始めたのもこの頃だった。
シトロエンの歴史でCitroen DSという車が”革新的”なシトロエンのデザインの始まりのような気がする。
斬新さと奇妙さの両方を持ち合わせた、とてもとても不思議なデザイン。
今から60年以上も前に発売された車とは思えない。
当時は”宇宙船”とも評された流麗で個性的で大胆なスタイリング。
何が正しいデザインなのかわからないけど、その時に思いを込めたデザインは時が経っても新しい。
つい最近、Citroen DSを見かけた。
数年経った今でもCitroen CXを見た時と同じ衝撃が思い出される事が懐かしい。